天ぷら廃油業界の裏話
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天ぷら廃油業界の裏話
福岡廃油回収センター、相談役の高橋生雄です。こちらでも少しお話しましたが、廃油回収業界の真実をお話します。
「廃油なんて処分に費用がかかるから、タダで回収してくれるだけでも助かる」
といった声をまだよく聞きます。多くの方にとって廃油のことなんて特に興味がないことだと思います。しかし、近年は非常にインフレが進んでいます。飲食業者様、食品工場様、給食業者様などは原料高で非常に苦しんでおられます。なのに、わが廃油業界だけ、異常に儲かっているのは、いかがなものか?と思っています。私は天ぷら廃油業界に約50年携わっていますが、今の小売店などと廃油業者との取引は価格、サービスとも正常ではない、と思っています。
残念ながら、多くの廃油業者の社長は廃油の売却価格が上がって多額の利益を得てもお客様に利益を隠し、自社の従業員にも利益を隠し、「高級車を買う」「毎日ゴルフ三昧」「豪邸を建てる」などというような自分の私腹だけを肥やす行動を取ります。(従業員にはバレます。当たり前ですが従業員はやる気を失います。やる気を失うとお客様へのサービスに悪影響を与えます。)
なぜわかるか?というと私自身のかつての姿だからです。元々、私は廃油屋の二代目で、上記のようなことを繰り返していました。何度も従業員に見捨てられました。お客様とも、温かい関係はあまり築けませんでした。
経営者としての当時の自分を、とても恥ずかしく思います。
私は10年ほど前から断続的に4つのがんに罹り、余命宣告も3回受けました。(だから、社長をやる体力がないのですが…。)回数にして7回、延べ2年間入院していました。
何度も死に目にあうと「オレ、何のために生きているんだっけ?」と、深く考えるようになります。ヒトは死んだらおカネを使うことはできません。さらに入院期間というのは暇で仕方ないので、そのことばかり考えます。
私は「命をかけるほどに」楽しいこと、ワクワクすることは、仕事以外にあり得ない、との考えに至りました。その仕事が「お客様に利益を隠す」「従業員にも利益を隠す」ことなどで成り立っているのは、たとえ贅沢な暮らしができたとしても、本当につまらないのです。
やはり、できるならお客様に喜んでいただきたい。従業員とは仲間になりたい。社会のために良いことをしたい。
何より、自分の子供たちに誇れる仕事がしたいのです。
今の会社(株式会社ギフティッド:福岡廃油回収センター運営)は売上、経費などの財務情報、その他、会社のすべて情報をスタッフに公開しています。何にも隠すことはありません。将来、私や社長である息子の太一朗が高級車等を買うかもしれませんが、当然、自腹でさらに少なくとも「従業員の皆さん」が納得しないとムリです。
「私は長年携わってきた廃油業界を良い業界にしたい」との思いでこの会社を立ち上げました。良い業界とは業者同士が適切に競争をして、次のような廃油会社がどんどん現れることです。
2年ほど前から日本はインフレ方向に動いています。食料品の価格は軒並み上がり、飲食業の方々は非常に苦しんでおられます。
その間、天ぷら廃油の「売却価格」はうなぎのぼりに上がっていました。つまり、廃油業者の社長さんたちはうなるほどお金を持っていたということです。
なのに、お客様である飲食業者さんに率先して還元する廃油屋さんの話は全く聞きませんでした。私はその頃、体調を崩していたため、私が昔社長をしていた廃油会社の顧問をしていました。その会社の社長に「お客様に還元するために(廃油を)どんどん買った方がイイよ。お客さん喜ぶし仕事も増えるよ。」と言っていたのですが、全く動いてくれませんでした。
その後、廃油の売却価格は多少下がりましたが、現在でも一斗缶で4つ以上あればまだ、十分、買い取れる水準です。
他人が動いてくれないならば自分でやろう、と「福岡廃油回収センター」を立ち上げたのです。
弊社には女性営業マンがいます。彼女が集めてきた情報というかお客様の疑問から、いくつかを抜粋してお答えします。
営業先でお客様が、他の廃油屋さんから言われたこと
上記はお客様たちが「今の廃油屋さん」から言われたことです。
まるで弊社を詐欺師扱いなのですが、「詐欺師」はどっちなんだろう?と感じます。
他社が弊社をどう見ようと私たち福岡廃油回収センターは
これにより、私たちはお客様との信頼関係をより深め、さらなる価値を提供していきます。
相談役 高橋生雄